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- Friends - The Way
Posted by : A kind of Lo-Fi
Jul 22, 2013
どんなバンド名をつけようが、それにどんな意味を込めようがそれは自由です。しかし時代はネット社会。老若男女を問わず、ほとんどの人が音楽との出会いをネット上に求めています。
グーグル先生にバンド名を打ち込み、エンターを押せば、たちまちその未知の音楽にコネクトできる時代。どこでもドアじゃないけど、これって近い物ですよね。この軽い全能感。
でも、それはやっぱり間違いなのではないかという感覚をときどき起こさせるのが、検索しづらいバンド名問題。
ときにそのバンド名は、Woodsだったり Real Estateだったり、 Bathsだったり、 Dive(いまはそのせいでDiiv)だったり、 Nude Beachだったりと、いろいろあります。検索しても素直にご本尊にたどり着けない名前。
そして今回は、その大本命、ブルックリンのバンドFriendsの新曲の話です。
(ものは試しで、ぜひ検索してみてください)
Friendsはブルックリンのアートシーンから出た、インディーポップ、ディスコ・ファンク、など、さまざまな顔を持った曲色と、バンドの華でもあり中心人物のフロントウーマンSamantha Urbaniのポップアイコンっぷりが特色のバンド。
NMEやBBCのリーダーズポールで支持され1stアルバムのManifest!がヒットし、昨年は世界ツアーをやっていましたね。
メルボルンで遭遇する機会があったのですが、ほかのバンドとかぶっていたため断念したのをとても悔いています。というのも、バンドのサウンドの根幹をなしていた、ベースのLesely Hannが脱退してしまったからです。
海外ではフェスがあると、その週末をはさんだ前後にサイドショーが山のように行われるので、フェスでも出演時間がかぶって観られないうえに、サイドショーの日程もかぶって観られないということがよくありました。思えばぜいたくな悩みですね。。。
そしてやっと本題。
今回の新曲The Wayは、去年はFlorence and the Machinesのツアーでサポートを務めて世界を飛び回るかたわらで、Sky Ferreiraのプロデュース等、いろいろやていた元Test Icicles, Light Speed Champion, Blood OrangeなどなどなWikipediaの自称プロライター(という説明でいいのか。。。)Dev Hynesプロデュース、のシングル。Darwin Deezが所属するLucky Numbers Musicからリリースされます。
Gvs.Bをして「扇情的で、静かにゆらぐ炎のゆらめきのようなエモーションをたたえたバラッドソング」と言わしめたこのトラックでは、ベースのレスリーに加えて、パーカッション/キーボードのMatthewも抜けて3ピースとなったバンドのミニマムなスタイルの音が鳴らされています。
確かにスマッシュヒットしたI'm His Girlなどのようなうねりのあるベースラインに載せたファンクネスやビート感、シンセはないですが、よりエモーショナルな音楽性を追求したトラックは、味わい深いものがあります。
過去の楽曲はちなみにこちら。