Posted by : A kind of Lo-Fi Jul 15, 2013



 「クールJAPAN」ほど、クールという意味と語感がほど遠い言葉もありませんよね。クールという言葉には、ダサい、という意味がいやがおうにも付きまとうこの感じ。これはきっと、テニスの王子様の作者が昔書いていたマンガの影響もあるでしょう。え、私だけですか?
いや、でもアニメは好きなんですよ。最近だと、グレンラガンとか。あ、それもう何年も前のやつだ。

……という、アニメ先進国らしい日本の作風とはやっぱり一線を画すアメリカのアニメーションですが、インディーロックとの親和性もなかなかのもので、(なにせあちらでは、アニメはエンタメというよりアートの一形態という認識が強いですしね) シュールなアニメ絵のMVがなぜか立て続けにいくつか来ていたので、なんとなくまとめて貼っておこうかと思います。

Ghost Beachは自主レーベルCrazy Heart Recordsからデビュー盤をリリースする予定の、ブルックリンのチルウェイブ・ディスコデュオ。シンセの気だるげなサウンドに、Passion Pitのマイケルを彷彿とさせるハイトーンボイスが特徴的。

アルバムからの先行シングルMoon Over Japanは、イラストレーターのLil Jonnaが手掛けた、カラフルでレトロスペクトな雰囲気がトラックにマッチした作品。ちなみに、オチが強烈なうえに悲しすぎるので、一度は観てほしいです。どういうストーリーなんだこれ?



続いては、みんな大好きYo La Tengoの最新作、FadeからOhmのアニメ版MV。村上隆的なサイケカラーの世界を、スポンジボブタッチな絵柄のくわえタバコの赤ちゃんが旅する不思議なビデオ。なんというか、シュールな世界観がヨラの音とあってるかあってないかと言われると、何とも言えなくなる気がするけど、まあいいか。ところでみなさん、月末はグリーンの芝生の上でヨラを聴くのですか、そうですか。いいですね。



で、締めはこちら、サンフランシスコのインディーフォーク詩人、Sonny Smith率いるSonny and the Sunsetの先月リリースされた4thアルバムAntenna to be Afterworldから、GreenBloodのビデオ。
こちら、オークランド在住の日本人アーティスト(アメリカ国籍の方かもしれません)、Teppei AndoさんとのコラボMVの第二弾。2010年のPlanet of Womanに続いて、Sonnyの詩や物語の世界を忠実に再現した絵本的なストーリービデオになっています。


Music Videoの世界はおもしろい。一時のプロモ―ション用途と刹那的な扱いでありながら、それでもイノベーションは止まらないし、つぎつぎにおもしろい作品が作られる。視覚的に残る曲、という矛盾も生まれ、それが逆にとてもいい。
そんなわけで、お気に入りのYours trulyでのBlue Hawaiiの素晴らしいパフォーマンスのビデオを最後に貼っておこうと思います。
アニメ関係なくなってますが。。。


Blue Hawaii "Try to Be" from Yours Truly on Vimeo.

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