Posted by : A kind of Lo-Fi Aug 10, 2013


 ポートランドのLaura Veilsといえば、The Decemberistsの名盤、The Crane WifeのYankee Bayonetでコリンとデュエットしていたメガネっ子女子系SSWということで(私に)知られているわけですが、けっこう多作な彼女の新作(なんと9枚目)Warp and Weftから、Sun Songのビデオが公開されています。


ローラの歌声とギターにストリングスがからむ今回のSun Songには、ショーン姉さんと並ぶインディー界の2大ネコさま、Neko Caseがコーラスに参加しています。

彼女、DecemberistsやNekoだけでなく、My Mornig JacketやSufjan Stevensなど、多彩な顔ぶれのインディーコネクションを持っているわけですが、それは彼女のパートナーでもありプロデューサーでもあるTucker Martineによるところも大きいのでしょう。

タッカーは、上記のバンド以外にも、R.E.M.やBeth Orton、Mudhoney、Thao and the Get Down Stay Downなど、多数のバンドののプロデュースワークを手掛けている人物。ローラのレコーディングは彼のスタジオで行われ、楽曲にも参加しています。知る人ぞ知る、インディー界のプチ大物ですね。
ところが、この夫婦はそういう名声のようなものには無頓着なようで、ほのぼのとした家族の様子(息子ふたりいる)をブログにアップしたりしているなど、柔らかいアコースティックな彼女の楽曲同様、なんだか好感のもてるふたりなのです。

幼少期から聴き続けているフォーク、カントリーミュージックをルーツに(一時期ガールズパンクもやっていたらしい)、美しくて繊細なアコースティックワールドを届けてくれる彼女の楽曲をいくつか貼っていきます。

アニメーションのビデオも素晴らしい、Saltbreakersのビデオ。


MVコンテストの優秀作品(?)のわりには、、、という謎のクオリティのビデオはともかく、ストリングスやキーボード、フルートなどの音が軽やかなメロディにからむポップトラックDon't Lose Yourselfのビデオ。



Phantom Mountainはパンクの名残を感じる曲。そういえば、ツェッペリンのThe Oceanをカバーしていたことも。


Wreckingは、ほとんどギターアルペジオとローラの歌声だけのシンプルな曲。


7thアルバムのJuly Flameは彼女の作品の中では一番聴いたかもしれません。



暑いのはぜんぜん嫌いではないのですが、ある程度のチルアウトはやっぱり必要で、そんな時間に彼女の曲はとてもいい塩梅に響きます。そんなこんなで一日を終えようとしていますが、ツイッターのTLなんかを見ていると、今日、明日はサマソニなんですね。行く人は楽しんでくださいね。
なんせ、夏は季節の王様、ですからね。


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