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郷愁のChapter Music
オーストラリアはメルボルンに、Chapter Musicというインディーレーベルがあります。
ニュージーランドのFlying Nunの影響をたっぷり受け、古臭く、退屈で、でも本当に最高なローファイポップを追求している、愛すべきレコードレーベルです。
ファウンダーのGuy Blackmanが、シド・バレットのファンジンとして発行したChapter24という名前に端を発し、出身地のパースのアングラバンドのカセットコンピのリリースや、ソニックユースのトリビュートテープの制作、そして別のファンジンの発行など、紆余曲折を経て、メルボルンで本格的なレーベル活動をスタート。しかしGuyは2003年前後は日本で暮らしていたようで、レーベルは一時休止。さらに、その際テニスコーツのメンバーとしてバンドに在席していた経験もあるようです。
その後Guyはメルボルンに戻ってまたレーベル活動をスタートさせ、いまに至ります。(そのときのつながりなのか、テニスコーツもレーベル在席しています)。
昨年は、Twerpsというローファイポップバンドが地元のみならず、ニューヨークのUnderwater Peopleからもリリースされて話題になりましたが、良質なバンドはそのほかにもひしめいています。
なので今回は、いくつかのバンドのMVを貼っていきます。
TwerpsはまさにFlying Nunのバンドたちの歴史をなぞるようなローファイポップを鳴らすバンド。ローカルの中では、そのパフォーマンスは群を抜いていました。4回くらい彼らのショーを観ましたが、(Kurt Vileの前座を含め)彼らはまさにライブバンドで、CD音源とはかけはなれたパフォーマンスを披露してくれました。異様に舞台慣れした感じなのもよかったです。(唄はヘロヘロなんですけどね。)Vo.のマーティはいつのまにか髪が長くなっていますが、私が観ていときはいつもキャップ姿で、なんだかつるっとしたおでこといい、役者の濱田岳くんとイメージが重なるなぁ(味があるという意味で)といつも思っていました。…かなり余談ですが。
ちなみにマーティの父は、Paul Kelly and the Dotsというオルタナ、フォーク、スカ、ポップパンクなどの雑食性の音で人気を博したバンドのメンバー。同じくメルボルンを拠点に活動していましたが、音楽性は若干違いますが、影響は多分に受けているでしょう。
つぎの注目は、春にセカンドアルバムのCalender DaysをリリースしたDick Diver。すでに2010年の1stのときから耳の早いリスナーの間では話題になっていました。
オーストラリアの80'sジャングルポップバンドThe Go-BetweensやFlying NunレーベルのThe Cleanからの影響を感じさせるメロディライン。しかし、あくまでシンプルで無機質だけれど繊細な質感を持った曲調が魅力です。フロントマンのAlastairとRupertのヴォーカル以外に、紅一点の女性ドラマーStephのヴォーカルをフィーチャーした曲も1stのころより増えているように感じました。
Beaches(Jerry Leeのじゃなくて)はこれまた最近、2ndとなる素晴らしいローファイサイケ・シューゲイズアルバムをリリースした、女性5人組バンド。Dick Diverと同じく、去年は今年のリリースに向けての期間だったらしく、ライブを観られなかったのが残念。
Geoffrey O'Connorは地元のインディーアイコンともいえるソロアーティストで、(自己)陶酔型ドリーム歌謡ポップを奏でています。細見で小さくて、いかにも自己愛が強そうなたたずまいは、まったくアーティスト性そのものなのですが、メルボルンのシーンでは愛されキャラでした。ソロなだけに、キャラクター性が大事だということを理解していたのでしょう。
こちらも春にデビューEPを出したキャッチ―でポップなメロが特徴のバンドStevens。
音楽性は極めてTwerpsに近いものの、Stevensはよりガレージ・パンクからの影響も感じられるバンドです。
メルボルンという街の雰囲気は、適度にモダンでゆるく、人々が自分たちにあったペースで生きている感じでした。文化が混ざり合っている町ではありますが、嗜好的にはクラシックでトラディショナルなものを好む雰囲気があり、先鋭的なものよりも、古き良きものを好む傾向にあるのではないでしょうか。Chapter Musicは、そんな街の空気を反映しているレーベルだと思います。
ほかにも、完成されたポストパンクサウンドを鳴らすClubfeetや、シューゲイズサイケデュオLove Connection(NYに拠点を移している)、トライバルなエレポップ・ファンク集団NO ZU、エレクトロニカ・インディーポップバンドのI'llsなど、おもしろいバンドを観る機会が多くありました。それらについては、またいつか思い付きで書いていきたいと思います。
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Merge RecordsのDIYストーリー from Billboard Mag
BillboardがMerge RecorsとSuperchunkの(もうすぐ)25年になろうとする歴史を振り返るコラムを掲載しています。ビルボードのDIY特集の中のワンパートのようですが、これがわりとおもしろかったので紹介します。元記事はこちら。
記事は、マック(SuperchunkのVo.件レーベルオーナー)とローラ(Superchunkのベーシスト件レーベルオーナー、現在は耳の治療のためにバンド活動から離れている)へのインタビューを織り交ぜながら、歴史を振り返っていくものです。
冒頭、ライターは彼らを称して「彼らは、インディー音楽業界という先のまったくわからない不安定な場所の先端で、そこに光を探しててきた」と始まっています。
時は1989年、Superchunkの7'を売るために、ローラのアパートでDIYにレコードをプレスし始めたことでMerge Recordsがスタートします。若き日の彼らは、つぎのレコードのために今日のレコードを売る、いわゆる自転車操業の日々を送ったそうです。
インタビュアーはここで、彼らのリレーションシップ(マックとローラは当時付き合っていたが、このころ別れている)につっこみを入れ、暗に「ふつうバンド内で別れたらレーベルとかバンドってやめませんか?」と聞いています。
それに対し彼らは、「バンドにはバンドの、レーベルにはレーベルのそれぞれの価値がすでにあった。そして、僕らはそれがわからないほど直情的な性格ではなかったんだ」と答えています。
サーストンとキムも同じ気持ちだったのだろうか、ある瞬間までは、、、などと余計なことを考えながら、このレーベル初期に、彼らがバンドとしてもレーベルとしても希望とビジョンを持って活動をしていたことがうかがえる、含蓄のあるひと言だと思いました。
その後、時代はCDが主流になり、同時にMagnetic FieldsやNeutral Milk Hotelがヒット。レーベルは次第に大きくなり、自社ビルを持つほどに。Mergeの初めての大ヒットは、1999年のMagnetic Fieldsの69 Love Songsだそうです。(69では個人的には2枚目が好き。ちなみに、その前年のNMHのIn the Aeroplane Over the Seaもヒット作ですが。)
記事中は、Touch and Goにディストリビューションを委託していた話、Mergeの屋台骨を支える、デキる男、GMのSpott氏の話など、いろいろビジネス面の話も多くなっています。詳細はぜひビルボードの記事にて。
ちなみに、2013年6月16日づけのアメリカのレコード市場シェアの話があります。それによると、インディーレコードレーベルでもっともシェアが大きいのは、PhoenixやMomford & Sonsを要するGlassnote Recordsで1.96%。対してMergeは0.19%でSub Popは0.15%だとのこと。短期のチャートのようなので、そのタイミングのリリース数で上下するのでしょうが(最近は、Mikal, Bible, Eleanorなど、リリースが多かった)、Sub Popを上回っているのはすごいと言えるでしょう。
ですが、この数字の小ささからは、全市場規模のいいところ5%程度のパイをインディーレコードレーベルが奪い合っているのが推察できます。経営に関しては、インディー大国アメリカといえど、やはりリスクが付きまとっているようです。日本とはユーザー数の分母が違うので、数字のリアルさ、深刻さはちょっと測りかねる気がしますが。
とまれ、思うことは、自分は全音楽リリースの5%でひしめく数多くの作品を聴きまくることにのみ時間を注いでおり(それでもすべては聴けていない)、残りの95%のヒットチャート音楽はほぼ無視を決め込んでいるのだから、これはこれで、音楽が好きです、などと言っていていいのやら悪いのやら、頭が痛い話ではあると思いました。
話が大きくそれました。。。
そして2004年、Arcade Fireの「Funeral」が世界中で話題を呼び、レーベルは一気に軌道に乗ります。まさか、後にグラミーやビルボードチャートのトップを獲るアーティストがMergeから出るとは、このときは誰も予想はしていなかったでしょう。
もちろん、ほかにも多数の素晴らしいアーティストがMergeには在籍しています。
She & Him、Wild Flags、The Mountain Goats、そしてSpoonも。
Spoonのフロントマン、ブリット・ダニエルは、「誰も僕らに声をかけてくれなかったとき、Mergeだけが僕らとやりたいと言ってくれた。そのことだけが大事だ。」と言っています。
この話から伺えるのが、Mergeの魅力は、所属アーティストのバラエティの豊かさに加え、売れている、いないに関わらず、お互いの音楽をリスペクトしあっているところだと感じます。それがリリース作品や、レーベルの雰囲気からも伝わってきますね。
この後、インタビューは、どうやって新人との契約を決めるのか、というあたりにも及んでいます。サンプル盤をスタッフのみならず、信頼できる知人にまで聴かせて、感想を求め、誰か一人でも音が刺さる人がいれば、そこから考えて結論を出すそうです。こうして昨年から、HospitalityやMikal Cronin、SugarのBob Mouldまで、新たな契約をMergeと結んだアーティストたちがレコードを出しています。ここで少し動画を貼っておきます。
Mergeのさらなる歴史は、この本「Our Noise The Story of Merge Records」が詳しいでしょう。読みたいと思いながらまだ読めていないので、これは近いうちに手に入れたいと思います。
最後に、マックは来る8月発売の新作「I Hate Music」についてこう述べています。
「新作は、前作のMajesty Shreddingとはかなり違うものになる。前作は、音楽とノスタルジアについて書いた曲が多かったけど、今回はもう少し慎重にならないといけないような場所から得たものを扱っているんだ。もしテーマが老いることとかだったら、みんな敬遠するだろうから、ちょっとそうは言いたくないんだけどね……。ほかにも、喪失や死、友人や、生活の中にの音楽の役割いついてとかね。」
以前のニュースなどによれば、テーマはさまざまなものに対する愛とのことですが、かなり意味深な発言ですね。
楽曲軍的にもどんな構成になるのかいまから楽しみですが、それまでひとまずは、公開されているリードトラックのFOH(Front of the House)を聴いて気分を高めましょう。
という感じで、ただの記事紹介がわりと長くなってしまいました。
ちなみに今回のポスト、本当はフライドバーガー妹こと、俺の妹がこんなにいいSSWなわけがないa.k.a.Eleanor Friedbergerの新譜「Personal Record」を上半期ベストに入れ忘れてしまっていたので、そのことを書こうと思っていたのです。それが、巡り巡ってこんな感じになってしまいました。なので、ここで一応Personal recordは、前作のLast Summerでは抑えめだったソングライティングのバリエーションが開花した、素晴らしいアルバムであると言っておきましょう。現代のPatti Smithか、Joni MItchelか。まだまだ育つ、女35歳。来日も希望してます。(メルボルンのライブに、まさかギター一本抱えて、ひとりで来るとは思いませんでしたよ。フライドバーガーさん。)
ちなみに先日公開された、ニューアルバムの中の一曲She's a Mirrorをフィーチャーしたショートフィルムは、鏡の中から語りかけてくる"彼女"(もうひとりの自分?)に焦点をあてた、メタ的サイコホラーちっくな仕上がりになっています。こちらもぜひ注目です。
(貼り付けが許可されていないので、リンク先で観られます)
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Sarah Recordsアディクション
昨年、メルボルンのToteというヴェニューで、オーストラリア出身、現ロンドンをベースに活動しているバンド、Allo Darlin'のショーがあった。
そもそも、異国の地で、しかもインディーロックバンドのショーで、日本人がステージ前方で楽しげに踊ってる(私です)姿がけっこう珍しかったらしく、現地在住の日本人のお姉さんがたに終演後に声をかけられた。
ふたりとも現地の人と結婚していたり、ヴィーガンだったりとおもしろいライフスタイルの人たちで、何より音楽の趣味が近く(ひとりはバンドもやっている)、博識でユーモアもある方々だったので、すぐに仲良くなった。
アロダーリンが好きすぎて、MVをはりまくりたいところだけど、とりあえず1曲で我慢して本題へ。
そのうちのひとりと話していると、ことあるごとにHeavenlyの話が出てくるのでなんとなくひっかかっていたのだが、このあいだ、「来年刊行予定(まだ未確定のようですが)のSarah Recordsの歴史本の書評を書ける人っていないかねぇ?」なんてことをさらっと言っていたので、ちょっと驚いた。
関係者と知り合いなのだろうか? そこはまだ聞いていないので、こんど話す機会があったら聞いてみたいところだが、とにかく彼女はHeavenly、ひいてはSarah Recordsの大ファンで、アロダーリンのライブに来ていたのは、今考えれば大いにうなずけるところだった。
Sarah Recordsは1987年、ブリストルを拠点に活動したインディーレコードレーベルで、NMEが1986年に発売したコンピレーションLP「C86」の生み出した、ギターポップ、ネオアコムーブメントの中心もなったレーベル。(そのムーブメント自体を「C86」とも呼ぶので、少々わかりづらいが)
C86には、プライマルスクリームやスープドラゴンズ、ウェディングプレゼント、ショップアシスタンツ、そしてパステルズなどの当時の若手インディーズバンドの音源が収録され、一躍シーンに大きな活況をもたらした。
そしてその翌年、そんな流れに後押しされるように、サラレコードが設立される。
TFCやベルセバ、カメラオブスキュラなどのグラスゴー勢にも影響を与え、現代までたどれば、スランバーランドのバンドたちなどは、サラレコードから大きな影響を受け継いでいるように思う。ペインズとかね。
もちろん、サラレコードの重要バンドHeavenlyのVo.アメリアがいまも英レーベルFortuna Pop!でTender Trapというバンドをいまだに続けていること、そこにはアロダーリンも所属していることなど、脈々と流れるC86、そしてTwee Popと呼ばれるギターポップの一大系譜は続いている。
Heavenly、The Field Mice、Another Sunny Day、といったレーベルを代表するバンドや、アメリカのミュージシャンながらサラに所属したEast River Pipeなど、数多くのギターポップアーティストが在籍したことに加えて、「シングルリリースの多さ」もレーベルの特徴だった。
あの時代に、アルバムよりも7'中心のリリース戦略をとり、ファンジンと組み合わせて販売するなど、インディーキッズたちのコレクション魂をくすぐっていたのだから、それは濃いファンが多かったのもうなずける。
![]() |
| 7', Sarah4のジンとヴァイナル |
まさにガールズアノラックバンドの王道を行くHeavenly。前身バンドTalulah Goshから変わらない、キラキラのギターに乗るアメリアの歌声がいまだに多くのファンを離さない。
Another Sunny Dayの名曲、スミスの影響を色濃く感じる、後半のたたみかけるギターリフ。
The Field MiceにはAnother Sunny Dayのハーヴィー・ウィリアムスも参加。
サラレコードへの影響を語れば、グラスゴーのポストカードレコード(Orange JuiceやAztec Cameraが在籍)やファクトリー、クリエイションの話が出てくるが、そこまでは話が大きすぎるので、いずれまた。
ちなみに、サラレコード解散後、ファウンダーの片割れであるマットは、メトロポリタンなるレーベルを設立したのだが、同名の音楽レーベルがすでにあったことから、名前を「Shinkansen Recordings」に改めているらしい。その由来を知ってる人がいたら教えてほしいです。
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真夏のKanine Records
ブログを始める目的のひとつに、インディーレコードレーベルのことをまとめる記事を作っていきたい、というのがあります。
自分の中でレーベル間の違いや横のつながりなんかを意識するために、少しだけ体系的な理解の仕方をしたいな、という思いがあるからなのですが、順不同でちょこちょことまとめていければいいかと思っています。
そんなこんなで、第一弾はKanine Recordsを紹介します。いま日本は梅雨の真っ只中ですが、真夏感満載のインディーアーティストたちが名を連ねる、ブルックリンのレーベルKanine。
5月にちょうど10周年を迎えた、リオとカイのカーナイン夫妻が運営するレーベルです。SubpopのOxford Collapse(すでに解散)なんかも名を連ねている当時のブルックリンのインディーシーンのまさにネクストウェーブを集めたコンピレーション「NY: The Next Wave」のリリースを皮切りにレーベル運営をスタート。地元の才能あるバンドの発掘に取り組み、Grizzly BearやChairliftらのヒットとともにレーベルの運営も軌道に。ここ数年は、再び新人に力を入れているように感じます。
で、「真夏感満載」の部分なんですが、このレーベルの所属バンド、なぜかストレートな夏っぽい名前が多い。
いまやレーベルの看板バンドのひとつに成長した、新譜Pythonsも好評なSurfer Blood。
つぎに、アジア系のフィメールボーカル、ニコルの伸びやかでどこか幼いな歌唱とストレートなメロディが特徴の シューゲイズ/ドリームポップ・パンクバンドEternal Summers。You Killの疾走感が素敵。
Beach DayはTrip Trap Attackで先ごろデビューした3ピース。こちらも ロネッツやシャングリラズなどの60'sガールバンド、サーフポップ、ガレージ、ドリームポップの影響を真正面から受けた新鋭。ヴィヴィアンガールズへのフロリダからの回答って感じ。いや、回答してどうする、という感じなのだが。VoのKimmyいわく、ただひたすらに生まれたフロリダの太陽を歌い、ファンを楽しく躍らせることにフォーカスしてるとのこと。いさぎよく、踊らされるが勝ちな感じのポップス。
ここでアルバム全曲聴けますね。
今夏、アルバムComfortでデビューするSplashhhは経歴がおもしろい。バイロンベイ(オーストラリア西部の、サーファーとヒッピーのパラダイスw)で出会ったニュージーらんどい出身のサシャとオーストラリア人のトートが、ヴァカンスを延長したい目的でロンドンに移住、それを経てバンドを結成。ここにも異なる地からの、夏の影響がある。夏の泡沫を少しでも長く……的な? まあ、なんかダメな空気も感じ取れますが。。。 サウンドは90'sに影響された、ディストーションとドリーミーっぽさがないまぜになった感じ。メロディもよく、注目できる存在です。I need a long vacation~♪と歌うVacationがいいです。
という感じででしょうか。まあ集まっているのはたまたまなんだろうけど、みんなそれぞれのバックグラウンドから夏、海にインスパイアされて、いまポップミュージックをやっているバンドたち。好きな季節は夏の私からすれば、無条件に愛すべきアティテュードとも言えます。
ほかにも、アートスクールのプロジェクトで結成された(という理由がしっくりくる)ドリームポップバンドのFear of the manなんかもいい感じです。Seerのビデオの幻想的な雰囲気もいい。
ここまできていて、Surfer Bloodの新譜についての言及がない、とかいう声もありそうですが、まだ一度しか聴けてないのでそれはいずれまた。
ピッチフォークの点数はそこそこだった気がしますが、完成された彼らの音だったと思います。すごく好きな感じの。
レーベルとしては、観客は昔はCDを聴いてライブに行っていたのが、いまはライブで観かけてよかったバンドのCDなら買う、って感じになっていることを敏感に感じていて、いまは何よりもライブを大事にしているそうなので、日本への来日も希望したいですね。
それでは、こんな感じで、これからもなんとなくレーベルの話をさらっと書いていきます。きっと。
最後にすごい余談ですが、iPodのCMにChairliftのBrusiesを使ったとき、Apple側は異なる5曲で5パターンのCMを作って、どれを実際に流すのかは事前にKanine側にも伝えなかったそう。
曲が使われているのを知ったのは、たまたま通りかかったアップルストアで流れているのを見たときで、オーナーのリオはとても驚いたそうです。懐かしい、あのCM。それではまた。
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