Posted by : A kind of Lo-Fi Jun 25, 2013



 Nude Beachのニューシングルが公開されていました。今夏にニューアルバムを期待していたのですが、ツアーに出るらしく、それは期待薄かな。


自主制作盤「II」を昨年の夏にブルックリンのアワーミュージックからリイシューして話題になったパンクバンドNude Beach。もう、完全にこの手のクラシックパンクは大好物だけど、人によってはただの古臭い音楽にしか聞こえないかもしれない。そりゃあ、彼らはBruce SpringsteenやTom Petty、Replacements、その他クラシックなパンクマテリアルからの影響を公言しててそこには新しさなんかみじんもない。ReplacementsがStonesやJohnny Thunders, Ramonesから影響を受けてパンクをやっていたように、ルーツをたどれば時代はどんどん逆行していく。

しかしながら、音楽にはどうしても新しさは必要だろうか? 彼らは自主盤カセットとLPをライブヴェニューだけで500枚売ったことで注目され、フックアップされた。(サウンドクラウドにのせた音源が、ネットを通じてバズったわけではない) その現象にも新しさはないが、ブルックリンの真ん中でそんな価値観がまだ存在することは、これまたべつにおかしいことではないのだ。
音楽を愛する人々は、イノベイティブな価値観と同じくらいエヴァ―グリーンな価値観も持っている。あの音は古いとか、新しいものじゃなきゃ認めないとか(その逆の話も)、ここにそういう話はいらない。

わかりやすいメロディにのせてわかりやすい歌詞を汗だくで歌うバンド。狭いシェアハウスでビアタブ持ち込んでパーティーして、ルーフトップで花火して、この程度のことが最高に楽しかったりするんですよ、案外。




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